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行政書士とは何の専門家なのか。
行政書士とは「予防法務」の専門家です。
裁判所に行ったことのある方はどれくらいいらっしゃいますか?
法務局で登記に関わったことのある方は?
会社を経営している方ならば、登記に関しては少しは馴染みがあるかもしれませんが、ほとんどの方は裁判所にも法務局にも関わったことがないのではないでしょうか。弁護士や司法書士とは、主にこの裁判所や法務局に関わる仕事をしている専門家です。
では行政書士は?
一般に、法律は暮らしや事業にはあまり関わりがないと感じられているようです。
私も以前はそのように感じていました。
では、役所に何かの届出に行ったことがある方は?契約書に署名をしたことがある方は?
こちらに関しては、おそらく何度も経験していることでしょう。
意識してはいないかもしれませんが、これにも法律が関わっている、というよりも法律問題そのものです。実は、法律は暮らしの中に網の目のように張りめぐらされているのです。
ではなぜ、法律は暮らしや事業に関わりがないと感じてしまうのでしょうか?
それは、法律=裁判、裁判=紛争というイメージがあるからでしょう。
しかし、法律は紛争を前提にした裁判(司法)に関わるものばかりではありません。
街の暮らしは、行政(いわゆる役所)による規制によって守られ、行政によるサービス(図書館や道路の整備など)によって成り立っています。
たとえば、道路で募金活動やビラ配りをするには警察署に許可をしてもらう必要があり、国民生活センターでは消費者被害に関する相談や情報提供などをしてくれています。
行政書士はこの行政(役所)や契約に関わる法律の専門家なのです。
行政書士が関わる法律は、どちらかというと紛争を解決するというよりも、紛争が起こらないように事前に備えるというものです。
たとえるならば、裁判という手術が必要になる前に、トラブルや「困った」が小さなうちに解決をする「街の法律クリニック」であるといえるでしょう。
さらに一歩進んで、私たち「木の実行政書士事務所」が目指しているのは、法律の「困った」をきっかけにして、皆様の暮らしや事業の体質改善をし、「困った」に巻き込まれなくなるためのお手伝いができる、そんな「街の漢方医」のような法律家です。
皆様が大切に育ててきた事業。
皆様がこれまで過ごしてきた人生。
それらを、「地域という大地」に芽吹き、育ってきた大きな木にたとえるのならば、皆様のこれまでの様々な経験の結果は、その木に実った「木の実」だと言えるのではないでしょうか。
幸せな経験による「木の実」もあれば、時には辛く苦しい経験による「木の実」もあることでしょう。
皆様との出会いもまた、わたくしたちにとっての大切な「木の実」となります。
そんな「木の実」は種となり、大地に芽吹き、やがてまた大きな木に育つことでしょう。
皆様のお手伝いをすることで、地域にひとつでも素敵な「木の実」を増やしたい。
「木の実行政書士事務所」は、そんな想いを込めてつくられた事務所です。